「生物学におけるランダムウォーク」を理解する-はじめに

 

「生物学におけるランダムウォーク」,皆さんご存じの有名な本ですね.

著者は,Howard Berg,ハーバード大学のバクテリアべん毛モーター,走化性の大御所です.
この書は,おもに拡散運動について書かれています.
結構薄い書(日本語版で144ページ)なのですが,結構深い書です.

ただ.....賢い方が書かれたので数式の導出が結構簡略化されているのです...

数学が得意な方はまあ理解できるのですが...そうでない方はなかなかついて行けない...
拡散運動を理解するには,やはり,この書の数学をちゃんと理解していきたいものです.

そこで....ここでは,特にややこしい部分の数学をひとつひとつ解いていこうと思います.
断りがない限り,日本語訳の本に沿って,ページ数,数式番号を記述します.

いくつかは,もうHPで公開していますので,直接飛ぶようにします.

 

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